購買は静まりかえっていてあたしと優輝以外に人はいなかった。

「ちはる、どうした?」

「引かないでね..?」

「引かねーよ。」

「...あたし、先生が好きなの。岡村先生が好きなの...。」

優輝は落ち着いて全部を聞いてくれた。あたしの心の中のぐちゃぐちゃを吸い取ってくれるみたいだった。

「引いたよね..?」

「なんで?いいじゃん!確かに叶う確立は低いし世間一般に考えたらいけないことなんだと思うけど俺は応援するよ?」

「本当に??」

「おうっ!大事な親友の恋を応援しないわけがないだろ??自信を持って進んでけ!」

優輝の言葉で元気になっていく自分に気付いた。

「ありがとう。頑張るっっ!!!」