でも体育館に行ったら岡村先生がいて、図書館の展示物を見に図書館に行っても岡村先生がいて、あたしを苦しませているようだった。 優輝はあたしに岡村先生の姿を見せないようにしてくれた。 だけどあたしだって簡単に諦められるわけはない。 先生が喋れば先生の声しか聞こえないし、先生を見つけたら先生しか視界に入らない。 それくらい好きなんだから。 見つけられないわけもない。