「ちはる?大丈夫か?」

やっぱり優輝の声は暖かい。

「購買に行きたいけど今は人がたくさんいるからな...。ちはる、中庭行こっか。」

「うん...。」

あたしはとてつもなくショックを受けていた。

泣きそうだけど泣けない。それは多分、あたしが現実を信じてないから。夢だ!って悪夢だ!って思って信じてないから。