視界に嫌でも入り込む、二人の姿。 碧伊サンの隣に居て、違和感のないひと。 指先から冷えて、身体中の血液がどこかに流れていくような感覚。 アタシ… 何で、ココにいるんだろ。 まるで、アタシの周りだけが別世界のような感覚に捕われる。 よく、分からない。 ううん、違う。 分かったじゃない。 碧伊サンには、あんなお似合いの彼女がいる。 それと、 自分の気持ち。 碧伊サンが好きなんだ。