「わたしたち行くからさ、2人部屋いたらいいじゃん♪ね、鈴。」

涼子ちゃんが言い出した。

「そうよね。わたしたちの部屋でちゃんと仲直りでもしてなさい。」

鈴ちゃんはお茶を飲みながら気取って言った。


って…えぇーーーーーーー!?

2人っきりで部屋に!?


「え、え、い、いや…そ、そん…━━」


「あ、まじで?お前らもたまには役に立つじゃねーか。」


拒否しそうなわたしの言葉を涼風くんが上から遮った。

そして食事の後、そのまま2人は肝試しの会場へ、わたしと涼風くんは…部屋に向かった。

手には部屋の鍵。

これで…これで開ければ2人っきり。