「退屈だったねぇ~。ゴハンだけが楽しみっ♪」


「菜穂は肝試しも楽しみでしょ??」


涼子ちゃんが寝転びながら言うとすかさず鈴ちゃんが言った。


「そ、そりゃぁ…。」


その時ポケットで携帯が震えた。

涼風くんかな??


そうやって開いてみるとまた知らないアドレス。


”今から304においでよ。”

の文字だけだった。

もう…ほんとに誰??

しかも朝に来たのとメルアド違うし。


パチンと携帯を閉じた。


「菜穂、誰??あんた最近携帯閉じるたび不機嫌そうな顔してるわよ。」


「あ、それ鈴も思ってた!?わたしも~!!気になってたんだよね。誰~??」


そんな顔をしてるだなんて自分でも思ってなかったけど2人が気にしてたなんて微塵も思ってなかった。

でも言いにくい。

あんな変なメールばっかりだし。