昼休み、いつものように屋上に向かった。
お昼のときには肝試しのことで涼子ちゃんに散々からかわれたけど…。
屋上に行くとき、手にはコーヒー牛乳1つ。
いつも涼風くんに渡そうとするけど涼風くんは1度も受け取らなかった。
それを横でわたしが飲んで、2人してあの螺旋階段の上にある踊り場でボーッとしてるのが習慣になってた。
会話もないのに。
今日も螺旋階段に登るとそこには涼風くんの姿があった。
タバコを吸ってる姿。
それもかなりかっこいい。
横に座って
「飲む?」
と一応コーヒー牛乳を差し出してみる。
でも聞こえる声はいつも通り
「お前飲め。」
だった。
会話はいつもそれで終わり。
わたしはいつものようにコーヒー牛乳にストローをさし、飲み始めた。
そしていつものように空き缶の中にタバコを入れる涼風くん。
その時だった。
わたしのコーヒー牛乳を持つ手をグイッと引き、コーヒー牛乳を口から離させると、そのコーヒー牛乳のストローを涼風くんがぱくっとくわえて飲んだ。
そして少し飲み、口を離すと
「やっぱ1口もらった。」
と言って手を離した。
わたしの心臓は…ドキドキが高速回転。
きっと顔も。
「お前…顔赤すぎ。」
そう言って立ち上がり、わたしの頭をボンと叩いて涼風くんは螺旋階段を降りていった。
お昼のときには肝試しのことで涼子ちゃんに散々からかわれたけど…。
屋上に行くとき、手にはコーヒー牛乳1つ。
いつも涼風くんに渡そうとするけど涼風くんは1度も受け取らなかった。
それを横でわたしが飲んで、2人してあの螺旋階段の上にある踊り場でボーッとしてるのが習慣になってた。
会話もないのに。
今日も螺旋階段に登るとそこには涼風くんの姿があった。
タバコを吸ってる姿。
それもかなりかっこいい。
横に座って
「飲む?」
と一応コーヒー牛乳を差し出してみる。
でも聞こえる声はいつも通り
「お前飲め。」
だった。
会話はいつもそれで終わり。
わたしはいつものようにコーヒー牛乳にストローをさし、飲み始めた。
そしていつものように空き缶の中にタバコを入れる涼風くん。
その時だった。
わたしのコーヒー牛乳を持つ手をグイッと引き、コーヒー牛乳を口から離させると、そのコーヒー牛乳のストローを涼風くんがぱくっとくわえて飲んだ。
そして少し飲み、口を離すと
「やっぱ1口もらった。」
と言って手を離した。
わたしの心臓は…ドキドキが高速回転。
きっと顔も。
「お前…顔赤すぎ。」
そう言って立ち上がり、わたしの頭をボンと叩いて涼風くんは螺旋階段を降りていった。