「あ…うん。」

平然を装ってそう言う精一杯のわたしの言葉の前に涼風くんはストローをさして飲んでいたけど。


よかった、謝ってくれた。

…それよりも菜穂って呼んだ!!

女の子慣れしてるからこんな簡単に呼べるの??

わたしが特別とは思えないし。

嬉しいような、悲しいような。


「おい、なに突っ立ってんだよ。目障りだな。」


わたしを下から睨むように言う涼風くん。

わたしはトボトボ歩いて涼風くんの横にポスッと座った。

隣来ても何も言わないし…横にいていいんだよね???


「目障りとか言わないでよ。傷つくんだから…。」


「へぇ、でも俺の知ったこっちゃねぇ。」

そう言いながらコーヒー牛乳を飲んでた。


でも…考えたけどなんで涼風くんがここに??

授業中だよね??

しかもさっき先に行ったよね??


「ねぇ、涼風くん何でここにまた来たの??」

そう言うとまたわたしを睨んだ。