するとわたしの手を引き、立ち上がらせてくれた。

強引に。

そしてわたしの髪の毛をグシャグシャっとしてきた。

それを目を瞑って終わるのを待った。


「意外すぎんだよ!ボケ!!!」


そう言うとわたしのボサボサの髪をなおしてくれた。

何がしたかったのやら??



意外すぎるってやっぱり外人みたいな外見してるから??

涼風くんも外見で判断してたの??

また悲しくなった。

でも…嫌いにはなれない。

目の前にいる涼風くんが妖艶に笑っててそれがあまりに綺麗だから。


「涼風くんは…誰とでもあんなことするの?」


「関係ねーだろ?お前には。」


そう言い放つとまたわたしの頭にバンッと手のひらを乗せてきた。


そしてわたしの目をジッと見つめてる…。

こわいけど…初めてのことだし嬉しい。