ねぇ、壮陛??


もし、わたしたちが今会えばどうするかな?


わたしは一瞬で壮陛を見つけて走って行ける気がする。

どんな人ごみの中だってわかると思うよ。

壮陛も見つけてくれるんでしょ??


壮陛を守れなかった分、わたしはこれから聡を守っていくね。

聡なら壮陛だって認めてくれるはず。

きっと合格だって言うと思うよ。

壮陛と同じくらい、素敵な人だから。



ねぇ壮陛。

わたしたちが同じ年代にまた生まれ変わったらどうすると思う?

わたしは自信持って言えるよ。

きっとまた出会えるって。


そのときもまた色んな障害があるかもしれないけど今度こそ一緒になろうね。

聡は1回一緒になったから遠慮してもらうし。



帰り際、振り返ると壮陛の眠るお墓だけ光に照らされてた。


きっとまた会える。




【END】