「なんっだそれ…。」

菜穂に木下から言われたって言葉を聞いて驚いた。

瞬きするのを忘れるくらい驚いた。

心配そうにした??

俺は嫌いって言ったぞ…。


「だって…言われたから。ダブルパンチだったんだから!!」

頬を膨らませて言う菜穂。

俺たちは駐車場の端のブロックに座って久々に喋りこんでいた。


「ありえねぇ~…。俺が心配するキャラか?そして信じるお前もまずありえね~…。」

苦笑いだった。

でも心配かけたことは間違いない。

俺の言葉で黙り込んでるから


「今からは俺の言葉以外信じるな。」

ってキャラでもないことを言った。

見上げて

「うんっ。」

って犬みたいに笑うこいつ。

いなくなるなんて考えたくもない。

そばにいてほしい。


でも…あと少ししかないんだ。