わたしは中学の頃、憧れてる人がいた。

反対にわたしは男の子からよく告白をされていた。

でもその憧れてる人からは都合よく告白されるわけもなくて…。


清美と好きな人のことを話したり、手紙を交換とかもよくしてた。

女の子だし、そういう話はもちろん多い。

でもある日、その手紙をわたしが落とした。

清美宛のものを。


それを拾ったのがクラスの女の子でわたしがその男の子のことを憧れてるってことが広まった。

その彼はサッカー部のレギュラーで結構人気者だった。

そして目立つわたしの恋話。

みんなしてニヤニヤして見てきた。


もちろん彼にもすぐ伝わった。

そして冷やかされてた。


すれ違うとまわりの冷やかす声。

わたしの白い肌は赤面していた。

あまりの恥ずかしさに。

彼だって否定しまくってる声が聞こえてた。


そして彼は数日後、すれ違いのときに言った。


「お前のせいで色んな人に言われたりするから迷惑だ。お前さえいなけりゃこんな風にならなかったのに。お前なんて好きになったりしないから早く諦めろ。」


すごく傷ついた。

だから廉に迷惑だって言えなかった。