遊ぶたびに気になる時計。

あれから数回遊んだ。

ゲームセンターに行ったり、ボウリングに行ったり、電車で海を見に行ったり。


でも門限が早すぎて明るいうちに帰ってしまう。


パパにお願いするけど即却下。

それどころか怪しい友達がいるんじゃと疑われてしまって余計監視の目が厳しくなってしまった…。


涼子ちゃんと鈴ちゃんに遊んだときとかに相談したけど


「仕方ないよ…。外出禁止とかにならないようしとかなきゃね。」


って言われちゃう。


やっぱり我慢しなきゃいけないのかな??



でも、一度だけオッケーをもらえた。

それは4人で遊ぶのは夏祭りだったから。

一時は無理そうって話もなった。


「夜出歩くなんて危険すぎる!!」


というパパをお兄ちゃんが


「人も多いし、友達もいるっていうし、携帯もあるから大丈夫だって。俺も行くし一緒に帰るから。」


といって3日かけて説得してくれた。

ほんっとに感謝。


というわけで涼子ちゃんが楽しみにしてる夏祭り、行けることになった。

壮陛は


「あいつら2人で行けばいいのに。」


ってめんどくさそうだったけど…。



そんな壮陛とわたし、ずっと手繋ぐ止まりです。

明るいうちに明るいところから帰るからしょうがないんだけど…。

付き合ってるんだし、壮陛が大好きだからやっぱりしたいんだ、キス。

それ以上だって興味あるんだ。


でも絶対に言えない…。