女心だなんてでかい口、叩くんじゃなかった。

恋愛初心者のくせに、一人前のこと言うんじゃなかった。


家に帰って死ぬ程後悔した。

でも壮陛に電話しても繋がらないし、メールしてもわたしの携帯が鳴ることはなかった。

広いこの自分の部屋がわたしの心の空間のような気がした。

ケンカするってこんなに心に穴があくんだって実感した。


壮陛、許してくれるかな??

また、会ってくれるかな??

もうこのまま終わりなのかな…??


そう思うと頬を涙が濡らした。

止まることもなく、枕に顔を埋めてしばらく泣いた。



会いたい。

話したい。


ずっとそう思いながら。