「はい。じゃ、配るね。まだみちゃダメだよ。」


先生はそう言って紙を配る。


今配っているのは、新しいクラスの一覧表。


―クラスなんてどーでもいいんだけど…。


なんて考えている私は、
周りでフガフガと鼻を鳴らして待っているクラスメイト達を眺める。



「はい、じゃあ見ていいよ。」

先生の合図と共に紙を見る音がする。

そして…
「うあああっ!」「え~?」
などの落胆の声が聞こえる。


で、私はというと…


「…えっ!?」



ありえない結果が待っていた。