「子供の気持ちもわからないの!?」

「お前が危ない道に進まないようにって・・」

「危ない道?そんなにあたしのこと信用してないわけ!?」

「亜希菜、違うでしょ? お父さんは」

「この家から出たい」

「え?」

「こんな家から出たいって言ってるの!」


大学進学やら短大やら 進路でもめたあたしと両親。

あまり反抗しないあたしだから お母さんも驚いていた。

だけど こればっかりは。

だってこれからのあたしの人生が決まっちゃうんだもん。

そんなの嫌!



そして、あたしは家を出ることを決めた。

それをお父さんに言うと案の定条件が出された。




条件その1:5万以下のマンション、アパートに住むこと
条件その2:学校はそのまま通うこと
条件その3:家を探す期間は1週間


その3つの内1つでも破ったら両親に従う。





やってやろうじゃない!