硫黄ガス地帯−−−−






また爆音が鳴り響く。




運転手が最後の力を振り絞って、手に持っていたリモコンのボタンを押した。



それと同時に巻き起こる大爆発。


大爆発は下の階から噴火のように所内を喰らい込む。



融合者が塞いだ階段さえもことごとく焼き尽くし、さらに上の階へと昇っていく。




上の階にいたギャングB。


爆発には堪えられると思っていた。


しかし、ギャングBはぐったりとしていた。


その理由はこうだった。