体外からおよそ一万度の熱を放出している。


しかも、この一体と別でもう一体いるという。





この生き物の名前は『ファイヤーギャング』という、研究所が全勢力を上げて造り出した化け物。




個別破棄処理硫黄ガス地帯への侵入者、研究所内を見張る番人としての大役を与えられている。




こんな化け物が二体もいるとなると、侵入は愚か死にに行くようなものだ。



こうやって様々な開発がいつまでも進むとなると、現世は後に大変な事に巻き込まれるはずだ。




これも全て、あの本大会が行われているせいなのだ。