【救出】 ゲートを抜けると、眩しさのあまり倒れ込む。 ゆっくり瞼を開くと駅にいた。 人は誰もいなかった。 しかし、足音だったりざわめきだったりと、色んな音が響いていた。 到着時刻を見ると、午前の『四時四十四分』に快速の死界行きと表示されていることにビックリした! (なんだこれ!?) 場所のせいか、息が少しずつ苦しくなってくる。 立ち往生しそうになるくらいだった。 その時 犬の泣き声が聞こえた。