【病室】 ゆっくりと瞼が開く。 そのまま、しばらく天井を見ていた。 あのビジョンは幻想なの? あの男の人は誰だったんだろう。 私はなぜ病院にいるのか全くわからなかった。 体はピンピンしてるのに、医療機器の多さに不思議でしょうがなかった。 誰かが来たら、説明を聞きたいくらいだ!! 私の名前は麻衣! 記憶はしっかりしていると自分では認識している。 コンコンと誰かがドアをノックしてきた!