ようやく頂上に辿り着くと、イルミネーションの色が赤になって点滅した。

重低音と同時に扉が開く。
そこは…。

砂漠色に似た倉庫街の不思議な空間だった。
俺は耳を疑った。
叫び声が聞こえる倉庫前。

息を呑んでゆっくりと中に目をやると、そこにいたのは…。

「どうしてお前らがここに」

なぜこの連中がよりによってこんな場所であんな事に。

ミコ…。

そう、ミコを含め連れの三人も一緒だった。

こいつらの状況は死の目前だった!!