俺はまた一歩ずつ恐怖に向かっていったんだ。

地下は体育倉庫みたいに無駄に遊具が置いてあった。
裸電球が照らす室内をさっさと進んだ。

今度は上りの階段をいく。
その両壁には骸骨がいくつも掛けてあった。
空気が重苦しい。

ここもさっさと抜けないと耐えられない!
とにかく頂上のイルミネーションを目指して一気に駆け上がった。

威圧してくる骸骨の群れが、耳鳴りに似た汚い音を捧ぐ。

俺は雄叫びを上げて爆走した。