翔斗SIDE
「翔斗覚えてる・・・??」
誰だ・・・??こいつ。
あっ・・・もしかして。
「愛華??」
「覚えててくれたのぉ~!?」
「まっまぁな・・・」
「嬉しい!!あっ羅夢ちゃぁ~ん!!!」
「愛華ちゃんどーかした・・・??」
「ううん。」
愛華は、幼なじみ。でも、こいつは好きじゃない。キモイ。『翔斗~』みたいな。ブリッ
コ言うの?俺、無理だしぃ。
「翔斗、あーん。」
「俺、自分で食う。」
「ほーらっ!!」
はぁ・・・とりあえずと言うか・・・無理やり口を開けられた。
「羅夢。こっち・・・」
「あっうん!」
「翔斗待って!!!こっち来て?話すことあるから。」
「はぁ・・・あぁ。羅夢、ホントわりィ。なんもしねぇーから。信じて。」
「うん!!!先輩たちのこと行って来る!!!」
「ホント。わりィ・・・な?」
「行くよぉ!」


「なんだよ。」
「羅夢ちゃんと付き合ってんの?」
「そーだけど、なんだよ。」
「へぇー・・・」
「まぁ・・・いいや。愛華と付き合わない?」
「ゴメン。無理。」
「そう。好きになるまで、頑張るから、見てなさい?」
「あっそう。ガンバッ。」
「翔斗!」
「てめぇ・・・・・・・」
俺にとっての、初キス。羅夢・・・わりぃ。これは、ホッペだから、初とは言わないか。
「てめぇ、なんか好きになんねぇーから安心しろ。チビ!!!」
「うぅ・・・」
羅夢のとこいかなねぇーと。

羅夢SIDE
“安心”なんて、出来る訳ないしょ・・・だって、愛華ちゃん、翔斗のこと好きなんだよ!?安心なんて・・・無理。
見に行こうかな・・・??うん!!そーする!!!


何話してるんだろう・・・??翔斗、すっごいキレてる。よかった。。。
行くかな・・・!!あっ・・・ホッホッペにキス・・・あたしもしたことないのに!?なんのーーーーーー!!!!!!!!翔斗のバカッ!!!もう!!!1週間口きかない!!
「あっ羅夢。」
「ふんっ!!!」
「もっもしかして・・・」
「そーだけど?あっいい訳は通用しないから。あたし、帰る。1週間待ってな?嫌いになったら、別れよ。あたしは、翔斗の事嫌いにならないから!!!」