だから、毎晩。

私は小さな嫉妬心を パパに抱いていた。

あたしだって、パパと同じように働いているのにー、
なぜ、家事は フィフテイ フィフテイでないのだろう?


「もうすぐ夕食できるから、もうちょっと待っててね。」
と、パパに気を遣って言いながら、
心の奥では、
『なぜ パパだけ座ってパソコンしてるんだ!?』
って思ってた。
私だって 働いてたのだから、帰った時には ヘトヘトだ。
それなのに、座りもせず、夕食を作っているのは なぜ!?
…と、不満に 思っていた。

食後に皿を洗いながら。

一人、夜中に パパのワイシャツのアイロンをかけながら…。


パパが うちで ゆったりとしているのを、少し恨んで見ていた。