そこで 私は もっとも誠実な声を 聞いたんだ。


『この恋が 好き。』

と いう、
誠実な 声を 聞いたんだ。



ずっと、

パパに 隠し事を したらいけない。

と思っていた。

パパに 嘘をつく事に 罪悪感を 感じていた私は、

佐々木さんを 忘れようとして、
結局、自分の 心に 嘘を ついていたんだ。


自分自身の心に 不誠実だったんだ。



たった一度の人生だ。

だから、私は 勇気をもって、自分自身の心に 誠実に 生きていこう。


そう思った。



そして それからの私は、


見違える程に 強くなった。