そんな出会いを果たしてから、俺たちは何度も3人で遊んだ。

凛子はもちろん、女友達と遊ぶこともあった。
でも断然俺たちと過ごす方が多かった。
俺は今までモテた方だ。
でも凛子は、俺に少しも恋愛感情を示さなかった。
恋愛や女をくだらないと思っていた俺には、好都合だった。
凛子と過ごす時間が楽で、楽しくて、俺は凛子に心を開いていた。

一方、保はというと、凛子と友達宣言をして3日も経たないうちにもう別の女の子に目をつけていた。

「たもっちゃんチャラ男だぁ。」

凛子は、そんな保を見て嬉しそうに笑っていた。

「保が他の女見てても平気なの?」

俺がそう尋ねても

「だってたもっちゃんとは友達だもん。
たもっちゃんが恋愛するなら応援するし、たもっちゃんが今楽しいなら私も楽しいし、女の子傷つけたら怒るし…。
それだけだよ?」

さらっと言って笑っていた。
そんなさばけた凛子を、保も友達として気に入ったらしい。