「じゃぁ…一緒に食べようかな。」

たまきちゃんの答えに、凜子の顔がぱぁっと明るくなる。

「わぁい♪
トモキと、あと保っていうトモキの友達も一緒だから、よろしくね。
あ、いきなりじゃ緊張するよね。
でもいい奴だからさ〜。
場所は屋上で!
あ、たまきちゃんお弁当だよね?
よかったぁ。」

嬉しそうに早口で喋る凜子。

「凜子ちゃん、落ち着いて。」

たまきちゃんがそれをなだめると、凜子はごめん、と笑った。
そしてたまきちゃんも緊張がほぐれたのか、キャッキャと会話が始まった。

俺はそんな雰囲気に入っていけず、机に突っ伏して寝ることにした。