オレは小さい頃から

イジメなどにあっていたから

そういったことには人一倍敏感だった。

だから雅の件も黙って見過ごす訳にはいかなかった。

といってもオレにできるのは話を聞いて、少しでも気を楽にしてあげるくらいだった。

だが雅にとってはそれでも嬉しかったようだ。