姫美side

なんとクラスには玲王がいた。

「玲・・・王・・・」
おもわずそう呟いてしまった。

金子さんの後ろになった。
よろしく、なんてお決まりのあいさつをしたことなんて
憶えてないくらいびっくりした。

しかも隣。
「玲・・王・・?」
「ぅえ!?ひ・姫美?」
「ふふっ、玲王。久しぶりだね。」
「う・うん!あの・・・姫美・・・「おーい。村岸ぃ!そうそう宮田をくどいてんじゃねーぞ。」
「はっ?違げーよ!!」
「れい!!ずりぃぞ!!」
「そーだそーだ!」
あははは

玲王って人気者なんだなぁ・・・。
私なんか手が届かないような・・・。

授業が始まっても、集中できない。
ってゆうか、教科書ないし・・・。
どうしよ・・・金子さんにみせてもらおうかなぁ・・・。
「あの・・・」
「姫美、教科書ねーの?」
「え?あ、うん。」
「貸してやるよ。」
「え、でもそれじゃ玲王が見れないじゃん。」
「いんだよ、別に。」
「よくないよ!・・・じゃあ、一緒に見よ?」
「分かった。あ・・・コレで見える?」
「うん。」

玲王、こうゆう優しいとこ変わってないなぁ。
昔のまんま。
でも、すごい男らしくなったし・・・。

ほんと手に届かないかも・・・。


キーンコーーンカーーンコーーン♪