こんなに細いのに筋肉がちゃんとついてる。
何か一歳しか年齢かわんないのに、良羽兄ちゃんがやけに大人びて見える。
「…お前ら……何してんだ」
龍也さんの機嫌悪そうな声が聞こえた。
え?
と思って周りを見ると、奏斗さんも雅さんも、口をポカーンと開けていた。
ヤバい…
この状況はまずいぞ…
誰が見ても可笑しい。
3人とも私達が初対面だと思ってるわけだし…
いきなり会って、抱き締めあうなんて…
私達は離れて
「…あの、これは。……良羽兄ちゃんは、私のお兄ちゃんなんです…」
・・・・。
「「ッえ゙ーーーーー!!!!」」
見事に奏斗さんと雅さんが、はもった。
「ま、そぉゆう事なんで」
そお言って良羽兄ちゃんは、私の肩に腕をまわした。