「私応援するよ!」

「愛華・・・」

「がんばってね!俊!」

「・・・おう」

そして俊は愛華に励まされがんばることを決めた。

それから、友達になったばかりの俊と純はライバルへと変わっていった。

「ぜってー、振り向かせてやる」

俊小さな声で呟いた。

そして俊の心にはいつの間にか、純のことを友達としてではなく、最大のライバルとしてあった。

俊にとって菜緒は特別な存在となった。

必ず、自分のことを知ってもらうんだと心に決めた。