入学式もそこそこに教室で初めてのHRがあった。
「皆さんっはじめまして。
担任の 山川 燈馬 です。」
笑顔がかわいい優しそうでなおかつ若い。
25歳らしい。
早速クラスの女子が「山川先生ハンパない」と騒いでいた。
「えーとっ。みんな新しい事ばかりで不安だらけかもしれないケド
勉強も部活も頑張っていこーなっ!」
爽やかに話す先生。
「あっ。部活で思いだした!
みんなは何部に入るか決めたか?
もうあさってには登録だぞー。
言うの忘れそうになったー。」
「先生かわいいー。」と女子がからかう。
「えっ部活登録早くねっ。」と男子がブーブー言う。
「ねえねえ。舞っどーする?」
「んっ!?」
「だーかーらっ部活!何か入るの?」
「んーまだ決めてないかなー。
桃は?」
「あたし知り合いの男の先輩がテニス部に入ってるの。
マネージャーとかどうかなーって思ってるの。」
「そっかあ。あたしも考えてくるー」