「フッ・・・。しょうがないから入れてやんよ」


「ありがと~^^」


・・・やっぱファイアは素直の方がいいな。


少なくとも僕はそう思う。


「で、アクアは何したいの?」


「う~ん・・・久しぶりに戦争・・・とか?」


「「「楽しそ~じゃん!!」」」


簡単に乗ってくれたっ。


僕最近新しい呪文覚えたから試しに使ってみようかな。


「んじゃ、始めるかっ」


僕の一言でみんなが動き始める。


「「「「召喚!!」」」」



全員の右腕に魔方陣ができる。


その魔方陣から繰り出される魔法を使って僕らは闘う。


例えば僕は水属性だから水を使った魔法が使える。


ちなみにリーフは草属性、ファイアは炎属性、スパークは電気属性だ。


「炎魂(ファイアボール)!」


いきなりファイアが僕の方に火の魂を投げてきた。


それを僕は危機一髪でかわす。


あっぶねぇ・・・。


んじゃ、こっちも攻撃といきますか!


「水竜巻(ウォータートルネード)」



右腕の魔方陣から繰り出された竜巻はファイアを包み込む。



「え、あっ。嘘?」



ファイアはそんな事を言いながら竜巻にのみ込まれていった。



「スパーク!今!!」


僕がスパークに合図を出す。


「OK!」


決して手加減はしない。


それが僕らのルールだ。


これから月へいくまでに沢山の魔物に会うはずだ。


だからこれはその時の為の訓練なんだ。


強くなる為に・・・!!



「落雷(サンダーボルト)!」



「ぎゃぁぁぁぁああああ!」


落雷が落ちたのと同時に水竜巻も消える。



「・・・すごい」



横でリーフがそんなことを呟いた。



宙に投げ出されたファイアはボロボロだった。



「ハァハァ・・・。今日は俺の負けだ・・・」



「また今度やろうな、ファイア」



「おぅょ!次は絶対勝ってやる!」



「あっみんな!そろそろお日様見えそうだょ!」