その中には、向井がもて遊んだ男子もたくさんいる。
こちらは全てリサーチ済みだ。
「こんな女にホイホイ着いていくお前らが悪い。お前らが自分の彼女を傷つけてんだよ。」
「ね、吉村さん、あんた何なの?」
向井は視界に入れない。
だからシカトして続ける。
「お前らは所詮、セックスさえできりゃあいいんだろ?愛だの、何だの語ってんじゃねーよ。気持ち悪い。」
清香は言い放つ。
女子は泣き、その場に崩れ嗚咽が飛ぶ。
「吉村さん、あんた何者?いきなりしゃしゃられても…」
「私はただ、困ってる人を助けているだけ。」