漣がいなくなって、1ヶ月。 

私、漣がいなくても頑張ってる! 
漣からの手紙、いつかな? 

〝私ね国語の点数、上がったんだよ漣。〟

私はベランダから、漣と同じ空に向かって呟く。

でもね、上がったとしても近くに、喜んでくれる人がいないと嬉しくないじゃない。漣のバカっ。 
右側の頬に一筋の涙が流れる。 
漣も頑張っているのだから。と自分に言い聞かせ、部屋に入った。