あははは(笑)

愛美と百合が話していると

『……なんで!!』

結実子の声が聞こえた。

『結実子の声!?屋上から?』

えっ!?

『どうして!!なんであんな女が好きになるの?あたしでいい、って言ってくれたじゃん!!』

愛美と百合は屋上の入り口ドアにまで来た。

『ごめんな…やっぱり俺…お前より忘れられない人がいるんだ…』

だ…大介くん?

そっと覗くと、結実子と大介がいた。

何話してるんだろ?
『別れ話なんじゃない?』

えっ?別れ話?
そんなことは無いでしょ~
あのカップル、ラブラブだったじゃん!絶対に別れないって~

『ごめんな…俺と別れてくれ…』

『まじの別れ話じゃん!!』
百合は小声で言った。

『なんでですか?では、その好きな人を教えてください!!』
結実子は真剣に言った。

『………。それは、言えねえ…………』

なんだ…言わないのか…。

『大介さんの嘘つき!!』

結実子は泣きながら屋上を出ていった…

『ちょっ!!結実子!!
愛美!!私、結実子と話しするから…』

そう言い残して、別の所へ行った。

ちょっと!!私を1人にしないでよー!!!

屋上は大介と愛美だけになった。