-『智恵やっほーおはょ♪』-

私-石岡 智恵 イシオカ サトエ-の一番の親友‐西田知美 ニシダ トモミ‐。
どこかで聞いたことある名前だよね。ちょっと抜けてるところがあるけど、唯一私の事をわかってくれる仔。

『ねぇ②今日、私の鞄の中に画ビョウが入ってたんだぁ;』

「えッ…!?」

『この前の事かなぁ-!?
あいつらが悪いのに、こんなことしか出来ないなんてバガたよねぇ』

「知美…あたしのせいで、ごめんね。」

『まぁあたしはこんなことじゃ負けないけどネッ!
悪いのはアイツらだしっっ!!』

「そぉだよね。」

知美が強がっているのは、あたしを心配させないための嘘だとあたしは知っている。

前にも同じことがあった。
知美の教科書が破られていたとき、酷く傷付いた顔をしていたのをあたしは見逃さなかった。

どぉして人は、自分と違うものを妬み・憎み・嫌い、遠ざけるのだろぉ。

知美は関係ない。

あたしを庇っただけなのに…