1回だけ
 「涼に彼女ができたら、あたしここ乗れなくなるね。」
 って言ったら、

 『バーカ。彼女なんかつくらねぇし、できたとしてもここは遥華専用だよ。』
 って笑って言ってた。
 その言葉が冗談だったとしても、あたしは嬉しかった。

 
 『着いたぞ~』
 「ありがと♪」
 

 『遥華チャン♪♪♪』
 涼と話していた時、後ろからイキナリ抱きつかれた。

 「きゃあっ!!!!!!」
 
 『おっはよ~☆』
 あたしに抱きついて来たのは、同じクラスの宮澤くんだった。

 「おはよう。」
 『涼ちんもおはよ~。』
 『俺はついでかよ(笑)』
 『うん(笑)』
 
 『教室一緒に行こ~』

 「うん。わかったぁ。」

 『遥華!!』 

 涼に呼ばれて振りかえる。
 
 『いつものとこな。』

 「うん♪♪♪」
 
 
 一緒に帰るのも変わらない。
 
 涼は毎日たくさんの女子に誘われてるのに、必ずあたしがいるからって断ってくれる。
 ちょっと優越感♪

 『遥華チャンって、涼と付き合ってんの??』
 「えっ!!!付き合ってないよ!!!」
 付き合えたらめちゃくちゃ嬉しいよ。。。

 『ふ~ん。。。』
 「宮澤くん涼の友達じゃん。宮澤くんのが知ってるでしょ、そーゆーこと。」
 
 『涼に聞いたら否定も肯定もしなかったからさぁ、付き合ってんのかなぁと思って♪』