昼休みに卒業式の練習に
呼ばれている。

めんどくせぇ…

そう思いながらも
行く準備をして
今村を探したがいなかった。
先に行ったのかもな。

体育館に着くと
今村は先に座ってた。

「佐久間、やっと来た。」

今までは俺には
向けられていなかった笑顔を
俺に向けてくれるのが
素直に嬉しかった。

今村と今までは全く
喋らなかったのに
今村はすぐに
たくさん話しかけるように
なってくれていた。

「あぁ。ちょっと用があって。」