そんなことを考えてると
友達の浜野彩が近くに来た
「なに、難しい顔してんの?」
と顔をのぞきこんできた
わたしは暫く黙っていたけど
思ったことを口にした
「いっつも佐久間には
いらないことを言う
っていうか
素の自分っていうか
修にすら言わなかったことさえも
ぽろっと言っちゃうんだよね…
それが何でなのかなと
思ってて…」
隣をみると
彩は呆然として
呆れた声で
「美優、まだ気づいてないの?
鈍感にも程があるよ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…