冬夜と登下校をするようになって、3日目の朝。


昨日もおとといのように何もなかった。


夏休みにあったことは私の妄想?


そんなわけない。


なんて考えていたら、家のインターホンが鳴った。


ピンポーン


冬夜が迎えに来た。


昨日の朝も迎えに来てくれた。



看護師のお母さんはもう仕事にでていて、1人でいたリビングを出る。


「行ってきまぁす」


誰もいないけど、一応玄関をでるときに声をかけた。

静まり返る。


当たり前だよね。



鍵をかけて、インターホンの前にいる冬夜のところへ向かった。