あたしたちは 二人での食事を終えて、 それぞれ自由の身になった。 ピーンポーン…… 「誰ー?」 祐磨がインターホンに向かって いかにも小学生らしい質問をした。 「あっ、祐くんじゃない?澪だよ~」 澪の声を聞いて安心した祐磨は、 迷わずに家の扉を開けた。 「おじゃましまーす、あれ?明花は?」 「ごめんごめん、どうした...」 あたしは言葉を失った。 玄関に突っ立っていたのは 澪だけじゃなく...