なんであたし嬉しくなっちゃうの...?
変なの...。
と思いながらも、
無意識にいちごを頬張っていた...
「おいひぃ~っ。あ~んして?」
野上くんはその言葉を聞いて、
下を向いてぷぷっ、と笑い出した。
「はいはい。あーん。」
「あぁ~ん。ハフッ。」
今度はパイナップルを
澪に食べさせてもらった。
この果汁なんとも言えない
あまずっぱさ~。
「ちあわへ~」
(幸せ~)
ほっぺたが落ちそうだよ~ほんと。
あたしがほっぺを抑えていると、
「ちょっとトイレ行ってくる。」
澪が立ち上がって
レジ先のお便所へ向かった。