ドクン、ドクン... わかる…。 野上くんが触れたところから徐々に あたしの身体は熱を帯びていく。 そんなあたしの 思い切り照れてる様子を見て 野上くんはパッと手を離した。 「あ...わりぃ......。」 「だ...いじょうぶ…。」 あたしも野上くんも お互いに目線をそらしてしまった。 「お前の...好きな奴……。」 野上くんは恥ずかしそうに 顔を少し赤らめながらも顔をあげて、 「聞いていい…?」 といった。