「それって...誰?」



野上くんは恐る恐る...?

あたしに首をかしげて聞いてきた。




ど...どうしよー…。

本当の事言っちゃう?
無理無理無理...。
絶対無理だってばぁ!!(←パニック。)




「それは...ね、あの…。」





そんなパ二くってるあたしの瞳の奥に、
丸く赤い美味しそうなリンゴが映った。




これだ……。



「あたしの本命は、果物!そう。フルーツなの!!」


「は?」


あまりの言い分けっぷりに
なぜか半笑いの野上くん。



「あ、たしの...将来の夢は、果物と結婚することなの。」