それから一週間。 彼女は屋上に来るのが早い。 俺だって急いで来てるのに、屋上への扉を開けば彼女が歌ってるが目に入る。 (お昼いつも誰と食べてんだ?) 不思議に思ったその矢先のことだった。 キーンコーンカーンコーン いつものように席を立ち、屋上へ向かう。 「…あれ?」 この状況久しぶりじゃね? 一番乗りで屋上に来てしまった。