幸太郎side




なんて言えばいいんだろう。



――最近の俺は活気がない。





授業なんて教科書見れば試験なんて楽勝で。



この顔はモテるためにあるんだ、と有効活用しまくって。




充実しているようで、ぽっかり穴が空いている気がするんだ。






だから。



「…あな、た…」



「ごめんね、歌が聞こえたから。」




泣いている彼女に声を掛けたんだ。