「うー‥ん‥‥そんなに食べきれな‥‥い‥」


─プッ


なんの夢見てるんだろ


「かわいいな‥」


自然に手が動いた。
風に靡いたさらさらの彼の髪に指が触れる。


そのとき、あたしが触れたのに気づいたのか、目を開けた。