ーゆずsideー
「ゆずちゃん、ちょっといい?」
「はーい。」
ここは、晴功学園。
ここら辺では、超有名な私立中学校。
そして、今私に話しかけてきたこの人は―――。
私の大好きな人、桜谷卓。
中学に入学した時から、ずっと大好きで
気がつけばいつも目で追ってしまう人。
そんな卓は、成績優秀でスポーツ万能。
しかも、どんな人でも分け隔てなく接しているので
卓の悪口を聞いたことがない。
つまり、モテるのだ。
マンガによくある話だけれど、
本当なのだ。
みんなからモテて、遠い存在だけど
嬉しいことに、私たちは委員会が同じ。
「ありがとう!助かったよ。」
「いいえ。また何かあったら言って♪」
お礼なんかいいのに。
卓に頼まれたら、何でもやるし。
…だって、好きだもん。
―――こういうこと、口に出して言えたらいいのに。
「ゆずちゃん、ちょっといい?」
「はーい。」
ここは、晴功学園。
ここら辺では、超有名な私立中学校。
そして、今私に話しかけてきたこの人は―――。
私の大好きな人、桜谷卓。
中学に入学した時から、ずっと大好きで
気がつけばいつも目で追ってしまう人。
そんな卓は、成績優秀でスポーツ万能。
しかも、どんな人でも分け隔てなく接しているので
卓の悪口を聞いたことがない。
つまり、モテるのだ。
マンガによくある話だけれど、
本当なのだ。
みんなからモテて、遠い存在だけど
嬉しいことに、私たちは委員会が同じ。
「ありがとう!助かったよ。」
「いいえ。また何かあったら言って♪」
お礼なんかいいのに。
卓に頼まれたら、何でもやるし。
…だって、好きだもん。
―――こういうこと、口に出して言えたらいいのに。