あれから、いつの間にか2.3年の時が過ぎて。


オレは、小学校に入学した。


勉強があって、紫音ちゃんとなかなか遊べなくなった。


何日も遊べない日が続く時もあった。


そんな時は、いつも、頭の中にあの紫音ちゃんのキラキラの笑顔が浮かんでいた。


会いたい……。


早く会って遊びたい……。


それが、一年生なりの思いだった。


あの笑顔に惹かれたんだと思う。


あの、キラキラ輝いている紫音ちゃんの笑顔に……。